深刻なFortiWeb Fabric ConnectorのSQLi脆弱性がリモートコード実行を可能に(CVE未割り当て)
FortinetのFortiWeb Fabric Connector 7.6.xに深刻なSQLインジェクション脆弱性が発見され、認証なしでリモートコード実行が可能に。緊急の対策が必要。
FortiWeb Fabric Connectorにおける深刻なSQLインジェクション脆弱性がRCEを可能に
セキュリティ研究者らは、FortinetのFortiWeb Fabric Connector 7.6.xに存在する認証なしで悪用可能な深刻なSQLインジェクション(SQLi)脆弱性を公表しました。この脆弱性により、リモートの攻撃者が影響を受けるシステム上で任意のコードを実行できる可能性があります。Exploit Database(EDB-ID 52473)に公開されたエクスプロイトは、この脆弱性を連鎖的に悪用してリモートコード実行(RCE)を達成する方法を示しています。
技術的詳細
この脆弱性は、FortiWeb Fabric Connectorのバージョン7.6.0から7.6.4に影響します。現時点ではCVE識別子が割り当てられていませんが、エクスプロイトの詳細から以下のことが明らかになっています:
- 攻撃ベクトル:巧妙に細工されたHTTPリクエストによる認証なしのSQLインジェクション
- 影響:SYSTEMレベルの権限でのリモートコード実行の可能性
- 悪用経路:SQLi → コマンドインジェクション → RCE
- 影響を受けるコンポーネント:FortiWeb Fabric Connectorのウェブインターフェース
PoC(概念実証)エクスプロイトは、攻撃者が認証をバイパスし、悪意のあるSQLクエリを注入して基盤となるWindowsシステムを制御する方法を示しています。セキュリティ専門家は、この脆弱性を悪用するためにはFortiWebの管理インターフェースへのネットワークアクセスが必要であることに注意すべきです。
影響分析
この脆弱性は、影響を受けるFortiWebバージョンを使用している組織に重大なリスクをもたらします:
- 認証なしでのアクセス:有効な資格情報がなくても攻撃者が脆弱性を悪用可能
- 権限昇格:WindowsデプロイメントにおけるSYSTEMレベルのアクセスの可能性
- ラテラルムーブメント:侵害されたFortiWebアプライアンスが内部ネットワークへの侵入口となる可能性
- データ漏洩リスク:SQLi脆弱性により機密の設定データが露出する可能性
Fortinetは、この脆弱性に対する公式のパッチやセキュリティアドバイザリをまだリリースしていません。組織は、FortinetのPSIRTアドバイザリを監視し、最新情報を入手する必要があります。
緩和策の推奨事項
公式パッチのリリースを待つ間、セキュリティチームは以下の対策を実施することが推奨されます:
- ネットワークセグメンテーション:FortiWebの管理インターフェースへのアクセスを信頼できるネットワークのみに制限
- ウェブアプリケーションファイアウォール:SQLインジェクションの試行を検出・ブロックするWAFルールを導入
- 監視強化:FortiWeb Fabric ConnectorへのアクセスとSQLクエリパターンの詳細なログを実装
- 一時的な回避策:運用上重要でない場合、Fabric Connector機能を無効化
- 脆弱性スキャン:NessusやQualysなどのツールを使用して、公開されているFortiWebインターフェースをスキャン
セキュリティ専門家は、本番環境に展開する前に、非本番環境で緩和策のテストを行うことが推奨されます。エクスプロイトが公開されたことで、脅威アクターが脆弱なシステムのスキャンを開始する可能性が高まっているため、組織は保護対策を迅速に実施することが急務です。